松巌軒「鈴慕」

松巌軒「鈴慕」(神如道譜)の練習を再開しました.この曲は主要部分の大半がメリ音というとんでもない曲です.吹くことは吹くにしてもどうにもまとまりの悪い演奏になっていました.メリ音は音量に限りがあるし変化をつけにくいので,メリ音が続くとどうしても平板な演奏になってしまいます.演奏家の演奏を聴いても感心するばかりで何がどうなのかが良くわかりませんでした.今回,久しぶりに楽譜を読みなおしてみたところ,ひとつの見落としに気が付きました.この曲は延ばした音に「底揺り」を掛けます.が,譜には「底揺り」の指定のある音と指定のない音があり,良く楽譜を読み直すとその区別は厳密で,演奏の表情に重要らしいのです.神譜に書かれていることに余計なことは何もないということは判っていたつもりですが,まだまだ見落としがあるようです.

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