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栗原広太(1918)「尺八史考」

栗原広太「尺八史考」

1918年(大正7年)9月20日 竹友社


国会図書館で公開されています.

(著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けてインターネット公開)

 

Kurihara01 Kurihara02

参考文献として列挙されているものは以下のとおりです.

Kurihara03

凡例」に「本書は大正五年六月以降尺八考と題して雑誌 「竹友」 に連載したるものに就き附後の發見るに係る史實を追補し編纂の體様を改訂」し,「本書の目的は専ら尺八の一般的沿革を叙述して尺八の本領眞價を闡明ならしめんとするに在り」と書かれています.


本書の内容は以下のとおりです.

緒言
第一編 総説
    一 樂器の種別
        樂器の分類,絃樂器,管樂器,撃樂器
    二 竹属樂器
        竹属樂器,尺八と笛
    三 本邦に於ける笛の略史
        我國笛の略史,固有の笛,唐韓樂の笛の渡來,笛の盛況
    四 唐韓樂の笛
        唐韓樂の笛,中管,横笛・長笛,高麗笛,百済笛,笙,■
[しょう],篳篥,莫目
    五 支那に於ける笛の起源
        支那の笛の起源,邱仲,羌中,黄帝
第二編 尺八の名稱
  第一章 尺八の稱呼
一 ■
[たけかんむりに尺][たけかんむりに八]
    二 さくはちの笛
    三 短笛
    四 尺八管
    五 中管
    六 鋻[けん]笛
    七 楊貴妃
    八 洞■
[しょう]
    九 一節切尺八
    十 小竹
    十一 虚鐸
  第二章 尺八の語源
    一 一尺八寸説
    二 一尺八分説
        古管の寸法,唐の小尺
第三編 尺八の起源
    一 呂才説
    二 囘向寺僧説
    三 張伯説
    四 猿骨説
    附 洞■
[しょう]
         洞■
[しょう]の解
第四編 尺八の變遷
  第一章 変遷の概觀
    一 支那
        支那に於ける尺八の沿革,起源,唐時代の盛況,遼代の樂器,赤壁賦の洞■
[しょう]
    二 本邦
        我國に於ける尺八の沿革,雅樂用尺八,一節切尺八,虚無僧尺八,現代尺八
  第二章 上代の尺八
    一 聖徳太子の尺八
        聖徳太子,法隆寺に傳はる尺八,聖徳太子と音樂
    二 正倉院の尺八
        正倉院の御物,東大寺献物帳,正倉院尺八の形状
    三 西大寺の尺八
        西大寺の尺八
    四 雅樂寮の尺八
        雅樂寮,大同四年の太政官符,嘉祥元年の太政官符
    五 清和朝の尺八
        貞保親王,慈覺大師
    六 源氏物語の尺八
        源氏物語の一節,尺八の中絶
    七 後白河朝の尺八
        後白河朝尺八の再興,信西入道古樂圖の尺八
    八 後深草朝の尺八
        法燈國師,十訓抄
    九 懐良親王の尺八
        懐良親王と尺八
  第三章 一節切尺八
    一 一節切の形状
        一節切尺八の形状
    二 一節切の起源
        一節切尺八の起源,宗佐
    三 一節切の沿革
        一節切尺八の沿革,頓阿作の尺八,朗菴,一路叟,一休禪師,體源抄の尺八,大森宗勲,一節切の全盛期,
        山崎正峰所蔵の尺八,一節切尺八の衰退期
    附 小竹
        小竹
  第四章 虚無僧尺八
    第一節 佛徒と尺八
          上代の尺八一節切尺八虚無僧尺八の各異同ある點,佛徒と尺八の關係
    第二節 虚無僧の起源
      一 暮露
          暮露ぼろぼろぼろんじ、馬聖,暮露の由來,虚無僧の字の古書に見えたる始
      二 薦僧
          虚無僧の由來,虚無の字義
      三 虚無僧の起源に關する諸説
      (一)覺阿の事
      (二)法燈國師の事
      (三)寄竹の事
      (四)金先の事
      (五)楠正勝の事
          楠正勝,正史の正勝事蹟,正勝と傑堂能勝禪師,虚鐸傳記國字解,朗菴
    第三節 普化宗の由來
      一 普化禪師
          普化宗の開祖,普化禪師
      二 普化宗の宗義
          普化宗の本義
      三 普化宗の寺院
          普化宗の流派,普化宗の本寺,一月寺,鈴法寺,番所,普化寺諸役
    第四節 虚無僧の全盛期
      一 慶長十九年の掟書
          徳川禁令考所載の掟書,天保二年鈴法寺提出の掟書,寛政四年兩本寺提出の掟書,兎園小説所載の掟書,圖書管寫本の掟書,
          慶長十九年掟書の疑義,普化宗と仙石騒動
      二 延寶五年の法度
          普化寺住職の事,虚無僧取立の事,本則の授與
      三 寶暦九年の令達
          宗紀振■竹名禁止
    第五節 虚無僧の終末期
      一 虚無僧の跋扈
      二 安永三年の令達
      三 弘化四年の触書
      四 民間の吹管
          虚無僧以外の吹管
      五 普化宗廢止
      附 虚無僧風像の變遷
          徳川時代虚無僧の風俗,虚無僧茶筌を賣る事
    第六節 侠客と尺八
          侠客の尺八
      一 大島逸兵衛
      二 雁金文七
  第五章 現代の尺八
    第一節 現代尺八の性質
      一 樂器時代と法器時代
          尺八の樂器時代,尺八の法器時代
      二 性質上の復古
          尺八の復古
    第二節 尺八勃興の徑路
      一 中央に於ける尺八
      (一)琴古
          初代琴古,岡秀益,二代目琴古,三代目琴古,四代目琴古,琴古流相傳
      (二)吉田耕三(一調)
          吉田耕三,吉田耕三の手記,久松風陽,久松風陽の手記,
      (三)荒木半三郎(古童)
          荒木半三郎,豊田勝五郎,明治初年の衰徴,名士の尺八,長三州と荒木古童,原信存,上原六四郎
      二 地方に於ける尺八
          眞島鶴堂,嘉竹,杉山素扇,津田雪呈,近藤宗悦,木田鶴彦,塚原玉堂,都山流,兼友西園,内田紫山,明暗流,
          村瀬竹翁,岡田魯山
第五編 結論
      一 歴史より觀たる尺八
      二 材料、構造、音等より觀たる尺八
          樂器として觀たる尺八,尺八の材料,尺八の構造,尺八の樂音,尺八の吹奏と精神修養,尺八の吹奏と健康の保全

 

 

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