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西野錦城(1926)「都山流・上田流 尺八獨習」

国立国会図書館で公開されています.

西野錦城「都山流・上田流 尺八獨習」
1926年(大正15年)8月25日 ミヤコ樂譜會

(著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開)
Nishino01  Nishino02
緒言」の冒頭に「本書は著者が日常教授の口述尺八(ロツレチ)の譜を其儘掲げたのである」と書かれていますが,この時代まで口述による教授が行われていたのでしょうか?

甲乙及び沈(メリ)浮(ハリ)の事」の節に以下の様に書かれています.甲乙については「甲(カン)とは唇を縮めて息を細く強く吹き込み高音を發する事なり」,「乙とは息を大く弱く吹き込み低音を出すを云ふ」.また「(沈)とは顎を少しく内方へ引き入れて其音小さく弱く吹くべし」,「(浮)とは顎を少しく前方へ突出し其音大きく強く吹くべし」,「(沈)とはメイルの意にして浮とはハリアゲルの意なり」と書かれています.ただ,運指表ではメリの場合には指穴の半開が指定されています.

合奏の注意」の節には「洋樂器との合奏には尺八(八寸物)には(C調)を用ひ尺八(九寸物)には(B調)を用ふべし」と書かれていますが,この部分は理解できません.八寸管と九寸管が半音の違いであることはそのとおりですが,C調とB調との当てはめはどういうことなのでしょうか?


目次
吹奏法
音譜
拍子記號
休止記號
甲乙及波浮の事
雜種記號
合奏の心得
複譜運指法
曲譜目次

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