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志村哲「地無し尺八の可能性  ~祈りから未来へ~」

浜松楽器博物館のコレクションシリーズとして発売された志村哲氏のCDを入手しました.

コレクションシリーズとしては3枚目のCDで,すべて浜松楽器博物館所蔵の地無し尺八を使用して本曲を演奏した録音です.

今回は異なった尺八で同じ曲を演奏するという,ある意味「実験的」な録音でした.

ただ,私のCDプレーヤーの環境が良くないこともあって,長さの違い以上の楽器の差異を聞き分けるのは簡単ではありませんでした.楽器の違いを鮮明に聞き分けるためには実際の演奏を,演奏中のお隣で聴く必要があるかもしません・・・差異が最も判るのは演奏者だけかもしれません.尺八の演奏には,演奏技術の味わいが実際上はほとんど演奏者しか判らないということはしばしばありそうです.

そうは言っても,聴いていてとても気持ちよく感じる尺八が一管ありました.ひょっとしたら志村氏はこういうところを感じ取って欲しかったのかもしれません.

01

「地無し尺八の可能性
 ~祈りから未来へ~」 浜松市楽器博物館 LMCD-1961

高橋悠治「偲」 使用楽器:小林照明「枯淡」2尺9寸管
明暗真法流本曲「艸霧海ジ」 使用楽器:伊藤虎眼「名残の竹」1尺8寸管
高橋悠治「偲」 使用楽器:三世俣野真龍「古可良志」2尺管
明暗真法流本曲「艸嘘鈴」 使用楽器:近藤宗悦「舞蛟」1尺8寸管
高橋悠治「偲」 使用楽器:近藤宗悦「舞蛟」1尺8寸管
明暗対山派本曲「瀧落」 使用楽器:小林照明「瀧落」3尺3寸管

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