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高木裕(2011)「調律師,至高の音をつくる」

この本を本屋さんの立ち読みで見つけて,購入して読みました.

高木裕(2011)「調律師,至高の音をつくる 知られざるピアノの世界」朝日新書

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著者の高木氏はピアノの調律師.本書では調律師の仕事の内容,高木氏の調律師としての経験,調律師の目指すところなどが語られています.

ピアノの調律師はピアノを調弦して音を合わせるのが仕事だと,私は思っていました.高木氏の語る調律師の仕事は,ピアノのオーバーホールから始まり,調弦の前の「整調」,「整音」も行い,様々な演奏環境に合わせてピアノを調整し,もちろん調弦もし,コンサートではピアノにまつわる様々な設定まで含まれます.このとき,ピアニストの求める様にピアノの状態を設定したり,音色を整えることもするとのことです.

高木氏の考える「弾きやすい」ピアノとは,ピアノに表現力があり,ピアニストがやりたいことがすべて音になって表れるように調整されたピアノだそうです.高度な技術と表現力のあるピアニストはこのように調整されたピアノであれば,指先の僅かなコントロールを音に反映することができるようです.車で言えばトップレーサーがF1カーを操って最高速を出すようなもので,一方,技術の十分でないピアニストであればとても弾きこなせるものではないようです.・・・・とすると,私の尺八は?・・・私の技術でも未熟さをそれなりに隠してくれる,私のお友達・・・かも?

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