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「明暗流洞簫譜 ■月調」(1924)

古書店でこの譜本を見つけて入手しました.

01s

毛筆での書写による折本の譜です.日付は「大正十三年五月」とあります.後半の半分は空白ですので,書写の途中だったかもしれませんが,日付があるところを見ると,これで書写の区切りだったのかもしれません.

譜はフホウエ式.16曲の譜が書かれていて,この内に本曲は「本手調子」「下り葉の曲」「歌戀慕」の三曲.これらの曲の由来は簡単にはわかりませんが,いずれ譜を読んで考えてみたいと思います.時代,記譜法,曲名,記譜された音など,いくつかのヒントはあります.

約90年前の本ですが,保存状態は良好.ただ,表紙に書かれた表題の一文字が削れていて読めません.上に記した■の字です.

筆写は非常な達筆で,しかも尺八譜の記譜にきわめて慣れた方の筆です.

書かれている譜は以下のとおりです.

本手調子
君が代
高い山
琴平船々
琉球節
下り葉の曲(本曲)
黒髪 三下り
鶴の聲 本調子
松盡し 二上り
六段 本調子
歌戀慕 (本曲)
末の契里 三下り
春雨 二上り
越後獅子 端唄 三下り
梅にも春 本調子
秋の夜 本調子

Choshi_s  Sagariha_s  Utarenbo_s

(著作権の消滅が不明なので一部のみの掲載にします)

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コメント

フホウエで明暗流と言っているとすると、九州の津野田露月ではないでしょうか。
俗曲が多いのはその時代の雰囲気でしょうね。

投稿: ろめい | 2012年9月28日 (金) 23時38分

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