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若原孤山(1913)「孤山流尺八音譜 本曲天籟・滝の音」

若原孤山(1913)「孤山流尺八音譜 本曲天籟・滝の音」孤山流尺八指南所
(文化庁長官裁定による公開)

国立国会図書館で公開されている文献です.

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この譜本は1916年(大正2年)1月に岡山市の若原孫四郎(孤山)よって孤山流指南所から発行された本曲譜です.

「天籟」と「瀧の音」の2曲の譜が掲載されています.緒言も解説も無いところをみると,多くの譜が出版されたうちの一つでしょう.実際,古書店を検索してみると孤山流からは地唄を含めて多くの出版の記録があります.

「天籟」は,「虚鈴」に前奏を付け,また間奏を挿入したものです.この前奏と間奏はおそらく孤山流の創作でしょう.「瀧の音」は対山派などの「瀧落」「瀧落の曲」の冒頭部分と終曲部分の間に,おそらく孤山流の創作と思われる間奏を挿入したものです.

日本の伝統的な「編曲」はこういう形で行われるであろうと思われる典型的な「編曲」です.創作された部分は,やや派手目の手となっています.伝統曲をこの時代の雰囲気と流派の感性に合わせて「編曲」したのでしょう.

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