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神田俊一・石橋愚道編(1986)「明暗尺八界の奇人 源雲界集」

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グラビアに神経質そうな目をして,どことなく不機嫌そうな小柄な人物の写真が掲載されています.源雲界とは何者?

虚無僧尺八の世界の勉強をを少し進めていくと源雲界(1889~1937)という人物の存在が気になってきます.生涯を明暗尺八に捧げながら,いかなる組織にも属さず,むしろ他組織を罵倒し続けて,一方,請われて意通じれば明暗真法流など,自らの伝承曲を教授していたようです.晩年は,といっても享年48歳ですが,世間から隠れるようにして暮らしていたようです.

半年ほど前にこの本を入手して以来,幾度となく読み始め,途中で読み疲れて中断し,また読み始め,しかし中断し,心構えを変えて途中から読み始め,それでもやはり中断してしまうということを繰り返してきました.罵詈雑言,自説の押付けが続き,読んでいて非常に疲れます.正直言って源雲界の文章は私にはほとんど理解できませんでした.

神田俊一氏の解説文の最後の文章「天才というか奇才というか奇人,狂人(ママ)といおうか普化和尚の再来とも言うべき雲界の評価は雲界の音を聞かなくてはしょうがないとは思う」のとおりだと思います.「近く出す予定のLPレコード」と書かれていますが,出されたのかどうか?

目次

普化宗竹淋院明暗道場
『明暗洞簫竹韻』 昭和2年2月1日(1927)
『明暗流尺八音譜解説』 昭和2年2月3日(1927)
『尺八製管法』より抜粋 
『樺太旅行日記』より抜粋
音楽論(昭和9年「芸海」に連載)
明暗道場法規
普化的伝明暗流尺八系統
明暗根本道場規約
普化僧取締並びに心得書
明暗尺八大会(ウラ・黄鐘律・阿字観)

源雲界について(神田俊一)

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