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月岡祐紀子氏の瞽女唄演奏会

10月8日,上越市高田の町屋で開かれた瞽女唄の演奏会に行ってきました.かつてこの地域には盲目の唄芸人,瞽女さんがいて,地域をまわって唄をうたっていました.終戦後に瞽女さんの数は一機に減少し,1950年代を最後に活動は終わってしまったそうです.上越
市高田の瞽女さんはその最後まで活動していたとのことです.高田での最盛期には,街中に17人の瞽女の親方がいて,新潟県内各地だけでなく,信州地域や関東地域まで出かけていたそうです.瞽女さんは全国にいたそうです.

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高田の町屋に座っていると,雁木の向こうから瞽女さんの唄が近づいてきて,玄関前で門付け唄が始まりました.そしてお座敷で演奏会.演奏は月岡祐紀子さん.お弟子さんと合わせた「門付け唄」から始まり,瞽女さんが全国に伝えた「おけさ節(古調おけさ)」,滑稽な「新磯節」と「三河万歳」,そして定番の「葛の葉の子別れ」.月岡さんの唄は2003年に初めて聞いて以来3回目,だんだんと凄みが増してきたように感じました.

瞽女さんは雪に閉ざされた村に外から旅してやってきて,めったにない娯楽の唄を歌い,村の外の出来事を節をつけて唄って伝え,そして定番の「葛の葉の子別れ」では人と獣との交流を情感をこめて歌い上げます.村人にとって瞽女さんは外界との窓口になっていたのではないかと思います.瞽女さんは宗教儀式を行ったことはないようですが,その「外界」には「異界」も含まれているように思います.

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ところで下は演奏会場の町屋の近くにあった(と言うよりは,「残っていた」)洋風建築です.今やこういうものも珍しいですね.

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演奏会後は知人が参加している町屋活動の「あわゆき亭」に行って,ぜんざいを食べてきました.

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