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鹿児島県さつま町の虚無僧踊り

鹿児島県の地方紙「南日本新聞」に,鹿児島県さつま町の大石神社で「金吾様踊り」の奉納があったとの記事がありました.

  

「金吾様踊り」にぎわう 55年ぶり「地割り舞」も/さつま町

この「金吾様踊り」の中に「虚無僧踊り」が含まれているそうです.

鹿児島県の虚無僧踊りについては,先日のこのblogの記事
  阿久根市脇本地区の大漉虚無僧踊り
に少し詳しく書きました.

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藤井知昭・山口修・月渓恒子編「楽の器」弘文堂

たまたま立ち寄った古本屋さんで,以下の本を見つけました.

藤井知昭・山口修・月渓恒子編「楽の器」弘文堂 1988年

楽器に焦点をあてた(当時の)若手研究者の17のエッセイが掲載されています.
その中で,尺八古典本曲の尺八の演奏について2つのエッセイがありました.

瀬山徹「人さし指の魔術 -尺八本曲にみる楽器と身体」
志村哲「音の息吹き -尺八奏法の生成と変化」

いずれのエッセイも,音楽を,楽器から発せられる音からのみから捉えるのではなく,演奏するという行為を含めて音楽を考えるというアプローチを示しているように思われます.この点について瀬山氏は尺八の指使いから,志村氏は息の使い方からの考察を提案しています.

楽器演奏における身体性の視点からの尺八音楽への理解の道だろうと思います.

これらの短いエッセイではまだその検討過程までは論述されていません.その後22年を経過して,各氏の研究がどのように発展したのか興味があります.

Fujiis

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阿久根市脇本地区の大漉虚無僧踊り

今日(9月9日)の鹿児島県の地方紙,南日本新聞にこのような記事がありました.

27年ぶり虚無僧踊り復活へ保存会

鹿児島県阿久根市の脇本地区に古くから伝わる伝わる大漉虚無僧(おおすきこむそう)踊りは1983年を最後に上演がとだえていたのですが,今年,有志が集まり,最後の伝承者に指導されて,27年ぶりの復活を目指しているということです.

九州地域(おそらく旧島津藩領下)には「虚無僧踊り」というものが各地に伝承されています.棒の類を持って踊る「棒踊り」の一種です.虚無僧踊りでかぶられる薦の形は,それぞれの踊りでほぼ共通ですが,虚無僧がかぶったと言われているものとはかなり異なります.虚無僧の伝承と虚無僧踊りの内容もかなり異なっているように思いますので,実際の虚無僧とこの虚無僧踊りとの関係は私にはわかりません.

私がネットで検索した範囲では,このようなリストの虚無僧踊りが伝承されています.
このリストには阿久根市の大漉虚無僧踊りは含まれていません.

(申し訳ありませんが,このリストのリンクは多くがリンク切れになっています.)

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権田保之助(1923)「娯楽業者の群 社会研究」

国会図書館の近代デジタルライブラリーから引用しました.

権田保之助「娯楽業者の群 社会研究」
1923年(大正12年)実業之日本社
(著作権保護期間満了)

本の表題の「娯楽業者の群」のとおり,水商売・客商売,芸人,遊芸の師匠,大道芸人,民間信仰に関わる人の職業と生活が詳しく書かれています.項目によってはかなり詳細な統計数値も掲載されていて,あまりに詳細のため,本当に正確に調査してあるのだろうかと少々心配になるほどに,詳しく解説されています.

私のHPに,「尺八の師匠」,「大道尺八」,「普化僧」を引用しました.

「尺八の師匠」では,その数を60人くらいとし,そのうち尺八師匠を専門職としている者が約半分だそうです.弟子の数や構成,師匠の収入などが具体的に書かれています.「大道尺八」では,東京周辺の人数を70~80人とし,その主な住居の場所,収入,生活の様子,大道尺八になった経緯などが書かれています.また,地方では,この時代にも,「普化僧」もどきが托鉢姿で物乞いをしていたようです.

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今日この頃

7, 8年前に本曲吹きをめざして尺八の練習を再開したとき,そのときのイメージとしては,尺八一管をカバンの中からさっと取り出して自然に一曲を演奏する,そんなことができたらカッコいいだろうなと思っていました.そして,いつのまにか,演奏の上手下手は別として,概ねそういうことができるようになっています.カバンの中には大体いつも尺八が入っています.

しかし,今になって気付いたことは,一旦そうなっても「さっと取り出して自然に一曲を(気持ちよく)演奏する」という水準を維持するのが,結構大変だということです.日ごろの練習をちょっと休めば演奏の調子は狂うし,レパートリーの中でも演奏・練習回数の少ないものは少し経てば曲の細部がアヤシクなってしまいます.

カッコ良くあるためには,日頃の心がけと努力が必要だということ....

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