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尺八古典本曲用四線譜(?)

暴論は承知ですが・・・・

尺八古典本曲の簡単な記譜法はないものかと構想1年余,これがそのひとつの答です.

文字譜は読みやすく,また書き方次第で微妙なニュアンスが伝わりますので,古典本曲用のgaraphical noteとしては最も優れていますが,リズムを表すのがやや苦手であることと,微妙なニュアンスまで表現するためには書道の相当な技術が必要という欠点があります.その意味では私は神譜がひとつの頂点と考えています.

五線譜は旋律のラインが視覚的に判ること,リズムや音程を正確に記述できることが長所ですが,古典本曲を記述した場合,五線譜で正確に記述したことが尺八の演奏ではむしろ演奏者の自由にまかせられていたり,逆に尺八で正確さを求められていることが五線譜上で記述できず,注釈として書かなければならないこともあります.また5線譜では,リズムが正確でない記述はかえって難しい記譜になってしまいます.両者の意図するところのミスマッチで5線譜での古典本曲の記述は実際的ではありません.

両者の中間で何か良い記譜法が無いかと考えました.無いのなら作りましょう.これを仮に尺八古典本曲用四線譜と呼ぶことにします.

尺八古典本曲の5音音階の核となる音はロ,レ,リ(ヒ)ですから,これを示す3本の線を引きます.その上に1本の補助線を引いてその上の核音(甲ロ,ヒ五など)を示し,これで4線になります.カリ音は左下がりの楕円(または太線).メリ音は右下がりの楕円(または太線).大きな楕円は長い音,音が短くなるにしたがって小さな楕円,黒楕円,太線とし,さらに早くなった場合はスラーのように線で続けます.3つの核音は線の上に書き,中間の音は実際の音高に対応して線と線の中間に書きます.必要に応じて横線で音の長さや動きを補助的に示します.甲音は上向き矢印,乙音は下向き矢印を注釈とします.基本はこれだけです.

下の譜は,昨日,某HPで公開されている或る演奏家の某古典本曲(的な近代曲?)の演奏を採譜したものの前1/3です.全く問題なくスラスラ採譜できました.文字を使っていない分,崇高さと威厳と品位は,全く!,ありませんが,実用譜としてはほぼ満足しています.メリ音の音高の指定が必要なら記譜の位置を正確にすれば指定できます.

これから実際に記譜しながらもう少し細かいところを詰めていって改善し,私用の記譜の標準になったらいいな,と,思います.また,手書きではなく,パソコン上で作成できるようにもしたいと考えています.

参考にする方は誰もおられないとは思いつつ,「ご参考まで」

01s

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コメント

江差追分の楽譜と同じような発想ですね。
下記のサイトに画像ですこし紹介しています。
http://akatonbo-jo.cocolog-nifty.com/jo/2007/10/7_983a.html
http://www.hokkaido-esashi.jp/oiwake/oiwake204.htm

そういうのもありだと思いますよ。
楽譜というのは音楽を映すものと考えれば形式はどんなふうでもよいと思います。

投稿: ろめい | 2009年4月11日 (土) 20時01分

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