« 2008年7月 | トップページ | 2008年9月 »

Clarimonia演奏会

先週のことですが,Clarimoniaという3人のドイツ人のクラリネットアンサンブルのコンサートに行ってきました.現代のクラリネット以前に18世紀初頭から作られたクラリネット古楽器の復元楽器やそれと同時代のバセットホルン(クラリネット族)を使ったアンサンブルです.すべて柘植の木で作られていて,特に最も初期のものはメカニカルのキーもなく指孔だけで,大きさといい尺八が出てきたかと驚きました.古クラリネットは音程の調整や音出しそのものもやや難しそうでしたが,そこで苦労しているのがいかにもと聞いている者に伝わり,なんとも言えない楽しさがありました.初期のクラリネットはトランペットのような響きがあり,その後のクラリネットは柔らかな暖かな音色でした.演奏会は古楽器の解説,古い曲の解説も入り,和やかで楽しいものでした.

01s_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

鈴法寺

今日は日帰りで出張みたいなもののため,往復計5時間くらいの高速バスの乗車でした.この時間を利用して,入手したまま読んでいなかった山下彌十郎(1972)「虚無僧 普化宗鈴法寺の研究」(多摩郷土研究の会)の中の鈴法寺に関する記述を読みました.

私にとって大きな新しい情報はそれほどありませんでした...というのは話が逆.このような郷土史家の地道な遺跡・資料の発掘があって,途絶えてしまった虚無僧寺の歴史が広く知られるようになったのでしょう.著者が子どものころは鈴法寺の歴代墓碑は草むらの中に転がっていたそうです.何も資料がそろっていないところから始めて,よくここまで調べたものです.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

演奏会

このような演奏会に行ってきました.

尺八は都山流のグループです.

2008_08_24

| | コメント (0) | トラックバック (0)

吹き方

余計な息の風の音が無いしっかりした音が出るようになったとき,唇の開口部(アパチュア)に柱のようなはっきりした息の流れが感じられるようです.そして唇の開口部を息の柱に引き付けるような,引き込むような空気の力を唇の開口部周辺で感じます.おそらく息の柱の周辺,唇の先に,カルマン渦のようなものが形成されているのではないかと思います.尺八をはなして唇だけで練習した場合,空気の流れの柱は感じられてもこの引き込む力は感じられません.このような状態は低音はもとより,高音でも同じ,また強音はもちろんとして最弱音でも同じです.これが感じられるということは,そのような状況を作りだせる吹き方ができるようになったということと,それを感じられるほどに唇に余計な力が入らなくなったということでしょう.私はこういうときの音が好きです.これが確実に感じられるようになったのは2,3週間前,また,ほぼすべての音,また強弱両方,メリカリの両方で感じられる(はずだと感じられる)ようになったのは先週くらい.進歩はうれしいのですが,その前はいったいどんな音だったのやら....

やっぱり,もう一度入門書を読んだ方がいいのかも.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

好調

このところ仕事が1年で最も忙しい時期になっていてます.退社時刻は8時か9時ですのでさほど長時間労働ではないのですが,作業服を絞ると汗が滴り落ちるくらいの発汗作業のため1日3回の着替えをしながら,一方でデスクワークもあり,半管理職業務もあり,さらに部下のカウンセリングもあるという毎日です.

ところが,今,尺八が絶好調なのです.いままで使っていた尺八がこれまでにないような音を出し始め,さらに長管までそこそこの音が出るのに加え突然に曲らしい演奏もできるようになってきたのです.楽しくて仕方がありません.仕事などやっている場合じゃないのです.これは一大事と,尺八を作業室に持ち込み,夜中になって人がいなくなるのを待って5分,10分の作業の待ち時間に音を出しています.耳は機械の騒音と尺八の音をしっかり区別してくれて,騒音の中の演奏で何の問題もありません.

思うに,仕事でテンションが上がることで,気晴らしとはいえ趣味もテンションが上がっているのではないでしょうか.人それぞれでしょうが,私の場合,この二つは並行して動いているように思われてなりません.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ストレス?

肉食獣に襲われた小動物はその危機にどう対応するか? 最近,ストレスに関するメンタルヘルスセミナーで良く聞く設問です.現代人のストレス反応も基本的にはこの状況に由来するもので,ここからの類推によって現代社会でのストレスは解決はつかないものの理解はできるというものです.その反応はたくさんあるのですが,そのひとつに敵に対して身構えることに由来して体中の筋肉が緊張するというものがあります.

尺八を演奏していて,上手く始めたと思ってもそのうちに少しずつどこかおかしくなってきて,腕が痛くなってきたり,音がかすれたり,果ては音が抜けてしまったりしまうことがあります.こういうときには,どうも腕や指,唇の筋肉が緊張をしていて余計な力が入っているらしいということに気が付きました.本来は全身の筋肉をリラックスさせて,力を抜いて,唇の開口部周辺や指先など必要最少限のところだけを意識するようにして最少の緊張だけをさせることが必要だろうと思います.それが演奏の最初の状態だったはずです.

ただ,上手くいかなくなったときには戸惑ってしまっていて,修正にせまられて,どうしてもあちこちに力が入ってしまいます.そういうときに力をさっぱり抜くというのには相当の勇気が要ります.スポッと音が出なくなりそうです.そのような時にこそ筋肉の緊張を解いて力を抜くということを意識した専用の練習が必要なのかもしれません.

なお,ストレス反応のひとつに手に汗をかくというのがあります.危機に直面した小動物が手の滑りを無くして逃避を確実にするためとか.手がサラサラのときはどうも尺八の演奏がうまくいかないというのが私の経験です.これはジンクスみたいなものと思っていました.ストレス説から考えると,良い演奏をするためには適切なストレスは必要ということでしょう.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

姿勢,長管

若いころからやや猫背の傾向があります.普段は多少カッコ悪いだけでそれほど問題はありません.カッコ悪いのはそこだけではありませんので.それが,このところ長管(といっても2尺1寸管程度)を吹いていると,姿勢を正していかないと長時間の演奏に少々無理があるように感じます.特に椅子に座ったときはおかしなことになります.普段は立って吹いていますのでそれほど苦にはなりませんでしたが,椅子に座ると猫背がさらに猫背になってしまいます.柔軟体操でもして姿勢の矯正を試みましょうか.

思うところあってこれまでほぼ8寸管だけで演奏してきました.今年に入ってからこの8寸管に加えて,2尺管,2尺1寸管,時に2尺4寸管を吹いています.8寸管の場合,尺八を持ってある音の指の構えをすればその音がだいたいイメージとして聞こえてきますので,演奏前から演奏のイメージが確実にできていますが,このように微妙に音高の異なる楽器を並べて吹いている場合,吹き始めるまで実際の楽器の音高がイメージできません.息を吹き込んで思っていた音高と違っていてビックリすることがしばしばです.多種の尺八を持っていてこれを吹きわけておられる方は相当に熟練されているのだと感心しています.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年7月 | トップページ | 2008年9月 »