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相馬泰三「田舎医師の子」

先日の積雪が消えたと思ったら,全国的な冬型気圧配置の中で,昨夜から30cm弱の積雪になりました.まだまだ,この程度なら平気です.

さて,

相馬泰三「田舎医師の子」(1914年):青空文庫

田舎(場所,年代は特定されていない)の兄と妹の交流が描かれています.その中の農村の若者達の風俗の一節です.

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 農家では夕飯がすむと多くは早くから寝床へもぐり込んだ。若い者どもだけは、煙草入れや尺八などを腰へさしこんでそーっと外へ出て行った。卑猥(ひわい)な雑談にふけったり、流行唄(はやりうた)を唄ったりして夜更けまで闇の中をあちこちとうろつき廻った。年頃の娘のいる家の裏口のあたりへ忍び寄って、泥棒ではないかと家の人達に怪しませたりする事も尠(すくな)くはなかった。庸介の家の女中部屋の裏でも時々そうした怪しい人影が出没した。
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尺八で何を演奏したのか? 追分か,流行唄の伴奏か? 腰に挿しておいていなせにちょっと吹くのなら篠笛のほうが良いように思いますが,尺八ということもあったのでしょうかね.

私のHPの「近代文学の中の尺八」

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