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物集高見「新撰国文中学読本」

物集高見「新撰国文中学読本」1897年(明治30年)金港堂書籍

国立国会図書館の明治時代文献から物集高見「新撰国文中学読本」の一章を私のHPに入力しました.

この本は中学の国文の教科書として編纂されたもので,古典の中の漢字かな混じり文をテキストとして集めてあります.ここで引用している「山伏、虚無僧、高野聖など」の章は,おそらく聖応著「胡蝶庵随筆」(1787,天明7年)の一節だろうと思います.江戸時代中後期の随筆です.山伏、虚無僧、高野聖などを一からげにしてボロクソです.虚無僧がややこしい存在としてみられるようになったのはもっと後かと思っていましたが,早い時期,または最初から問題視されていたのでしょう.この本は中学4年生用の教科書ですが,なんで若者にこんな文章を読ませたのでしょうかね.悪い似非宗教にかぶれるなという警告でしょうか?

明治4年の普化宗の廃止は当時の虚無僧集団にとっては大変な災難だったのでしょうが,最近私が思うには,長い目でみれば,「虚無僧」にとって良いことだったのではないでしょうか.その時点で虚無僧の歴史を断ち切ったことによって,「虚無僧」という考え方が新しくなり,結果として新たな宗教的雰囲気をまとうことができたのではないかと思います.外圧によって新たなスタートを強要されることなく,しかしその後に自滅することになった場合,現在のような形で復活するのはとても難かったように思います.

さて,ようやくHPの文章の行間を調節する方法を見つけました.これで私のHPも今までより少しは読みやすくなるはずです.少しずつこれまでのページも再調整していきます.

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