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堀成之「今古雅談」

堀成之「今古雅談」(1892年(明治25年)金港堂書籍)の尺八の項を私のHPに入力しました.

本書の尺八の項の要点は;

尺八は古くから存在したものの,身分の高い者が使う楽器ではなかった.一尺八分の一節切が本来の尺八で,それが一尺八分だから「尺八」という.一尺八寸の楽器だから「尺八」というのではない.浪花のヤクザ物たちが喧嘩の道具として一節切よりもっと長く,強いものが欲しかったので今の尺八ができた.そこで「尺八は一(ひとつ)の喧嘩道具なりしのみ」.

今の尺八をこれほど貶(おとし)めて(?)いる記述は初めて見ました.この本は古今東西の面白話を集めていますので,そういう視点からの記述でしょう.なお,先日の橋本海関「百物叢談」も,この本も,また次に入力する本も,一節切の長さの一尺八分を「尺八」の語源としています.ところでこの本では一節切を「ひとふぎつ」と呼んでいます.

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