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明治時代の尺八資料

このところ,国立国会図書館ホームページの尺八関係の本を眺めていますが,その中から...

著者がどこまで本気かわからないものの,ここまで理屈を並べられるのはたいしたものです

藤田松調「尺八音譜解説」1910年(明治43年)の序文の一節;

笛(←尺八のこと)は陰陽五行を表し天象にも象(かだど)る所あり唄口の半月形なるは大陰の象り管尾孔の円形なるは太陽に象り表孔四箇を有するは四季を表し裏孔一箇は四季相通ずる所の土とし指頭を用いて抑放するは相生相尅(こく)に比す七節あるは東西南北天地人を表せしものにして之れを四倍すれば四七ニ十八宿と為り定寸一尺八寸表裏合して三尺六寸は三十六禽(きん)を象り尚又四倍して七十ニ候を表し歌口を陰とし管尾を陽とす斯の如く天地陰陽等の徳備はり正雅嚠喨(りゅうろう)の音を発す楽は人の性情を安んじ楽ましむるの神器なり就中(なかんずく)尺八の如きは邪念を払ふに於(おい)て特に適(かな)へるものとす

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コメント

私が師範免状をいただいたときに、書画の心得のある兄弟子から
「宗悦流に伝わる目録に曰く」
という掛軸を贈られました。
その内容は、藤田松調「尺八音譜解説」とほぼ同じ内容です。
上手く因縁付けられるものだと感心した事を思い出しました。

投稿: @単管丸 | 2007年1月25日 (木) 11時44分

単管丸さん
宗悦流ですか、関西系で元の文書があるんでしょうね。
一度内容を教えて下さい。

yatouさん
江戸から明治の人は本当にいろいろなものに陰陽五行説を強引に当てはめたりして、理論付け、権威付けをしているようですね。
それにしても今読むとかなり強引なこじつけのようにも思えますが。

投稿: ろめい | 2007年1月28日 (日) 00時11分

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