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国枝史郎:名人地獄

文学作品の尺八シリーズ:その6

国枝史郎:名人地獄
初出:1925年(大正14年)

とても長くてゆったりとした風流な小説です...で,落ち着いて読んでいられないので,著者には失礼なのですが,尺八に関する要点のみです.

江戸に不思議な盗賊が横行した.屋敷で鼓の音が鳴ると賊に襲われた.主人公がこの賊を詮索しているときに,浅草で二人の虚無僧の話を聞いた.一人が言うに,深夜の善光寺で尺八を吹いたら音が違ったと感じた.これは善光寺の本堂の天井に金塊が釣るしてあるからだという.なぜなら笛と鼓は黄金の気を感じて音色を変えるから.この話を聞いて主人公は「思わずこの時膝を打った。『やれ有難い、いい事を聞いた。これで事情が大略(あらかた)解った。』」

風流な小説なので,この逸話はその雰囲気作りの一役になっています.

青空文庫HP

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