内山嶺月「根笹派 大音笹流 錦風流尺八本曲伝」

内山嶺月「根笹派 大音笹流 錦風流尺八本曲伝」

1972年3月1日発行 私家本

Uchiyama01  Uchiyama02  Uchiyama03

目 次


一 概要
二 当流の伝承
三 当流の名手たち
四 月影翁以後の吹手
五 当流の曲目
六 あとがき
七 参考資料
八 曲譜


曲 譜

  本調子
    調
    下り葉
    松風
    三谷清攬
    獅子
    流鈴慕
    通里
    門附
    鉢返し
    流六段
    虚空
    宮城鈴慕
    鶴の巣籠(参考)

  曙調子
    調
    下り葉
    松風
    三谷清攬
    流六段

  雲井調子
    調
    下り葉
    松風
    三谷清攬
    流六段


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俣野眞龍「尺八竹のしらべ」

俣野眞龍「尺八竹のしらべ」

1908年8月20日発行 矢嶋誠進堂書店

Matano01  Matano02  Matano03

緒 言
和漢洋吹奏的樂器ノ世ニ行ハルゝモノ其種類多シト雖ドモ其音譜曲節,高尚優雅ナルハ蓋シ尺八ノ右ニ出ルモノ無シ故ニ尺八ハ往時ヨリ専ラ貴人雅客ノ間ニ賞玩セラレタルモノナリシヲ時勢ノ變遷ニ隨ヒ方今ハ凡テ貴賎雅俗ノ別ナク都鄙一般ニ流行愛賞セラルゝニ至レリ斯ノ如キハ斯道ノ爲メニ甚ダ賀スベキニ似タリト雖ドモ予ハ是レヲ以テ決シテ斯樂隆盛進歩ノ時代ト稱シ得ザルモノト思惟ス試ニ看ヨ現時斯楽ノ流行日ニ月ニ旺昌ナルガ如キモ是レ啻ニ愛玩者ノ數ヲ増加セルニ過ギザルノミ何トナレバ此多數愛玩者ノ中能ク斯樂ノ蘊奥ヲ究メ清朗微妙ノ秘曲ヲ奏シ得ベキ妙手果シテ幾人カアル是レ則チ予ガ前言ヲ爲ス所以ニシテ又深ク感慨ニ堪ヘザル所ナリ尤モ斯樂ノ奥秘ニ達シ清雅玄妙ノ曲ヲ奏セント欲スルニハ樂器ノ良否ヲ選擇セザルベカラズ然ルニ當今世ニ販賣スル尺八ノ如キハ其製作概シテ雜駁俎笨ニシテ清音嚠喨ノ妙聲ヲ發シ得ベキモノ殆ンド皆無ナリト謂フヲ憚ラズ其然ル所以ノモノ蓋シ亦タ原因ノ存スルアルナリ抑モ尺八ノ製作ハ他ノ吹奏的樂器ニ比シテ頗ル精巧ヲ要スルモノナルヲ當時其良工乏シキニ因ルナリ予ガ家數世吹奏的業器ノ製作ヲ業トシ特ニ尺八ハ其専門ニ屬ス予モ亦タ父祖ノ遺業ヲ襲ギ幼ヨリ斯業ニ従事シ就中尺八ノ製作ニハ頗ル鞠躬精■シツゝアリ且ッ予ハ弱冠ヨリ尺八ノ吹奏ヲ嗜ムコト常人ニ過グ故ニ予ガ家ニ製作スル尺八ニシテ刻印ヲ附シアルモノハー々予ガ音調ヲ整ヘタル精品ナリ浪華書肆矢島氏數年前ヨリ予ガ製作ニ係ル吹奏的樂器一切ヲ特約販賣ス頃日氏弊慮ヲ叩キ斯樂濁習者ノ爲メニ家譜ヲ以テ尺八曲譜ヲ作成センコトヲ勸告セラル予不學ヲ顧ミズ喜ンデ是レヲ諾シ則チ木書ヲ編述シ以テ其需ニ應ズ然レドモ斯樂ノ音譜曲節ノ高尚ナルハ前ニ述ルガ如シ且ッ其古傳本秘曲等ノ如キモノニ至リテハ尤モ奥妙ナルヲ以テ容易ニ獨習シ得ベキニ非ラズ今藉リニ濁習シ得ラルゝトスルモ是レ皮相ノ音響ヲ弄スルニ過ギス■レバ眞ニ其幽致玄妙ノ清音朗聲ヲ發セントスルニハ蓋シ實習練磨ノ功ヲ積マザレバ其妙域ニ達シ難シ故ニ本書ハ専ラ世ノ嗜好ニ投ジ獨習ノ便ヲ計ルヲ主トシ則チ三絃ニ合奏シ得ベキ雜曲廿余番ヲ作譜セルモノナリ而シテ本書ノ特ニ獨習者ニ便益ヲ輿フル點ハ予ガ特技ノ製作ニ係ル尺八ヲ以テ予ガ作成セル曲譜ヲ吹奏スルモノナレバ決シテ音調ノ整ハザル理ナキハ言ヲ俟タザルナリ世ノ斯樂有志ノ諸士幸ニ一本ヲ繙キ以テ其ノ言ノ誣ナラザルヲ知リ玉へ

京都 眞 龍 軒 識

目 次

緒言
凡例
三絃合曲(さみせんにあはせる)の調子(てうし)
尺八吹奏法(ふきかた)
十二律譜表解説(りつふへうかいせつ)
音符(おんぷ)

目録(もくろく)
  フホウエ式楽譜です.
   四季の花
   海老
   鬢(びん)のほつれ
   菜の葉
   黒髪
   萬歳(まんざい)
   菊の露
   芦刈(あしかり)
   袖の露
   雪
   こすの戸
   高尾山(たかおやま)
   八島(やしま)
   竹生島(ちくぶしま)
   古道成寺(こだうじやうじ)
   虫の音(ね)
   櫻川
   越後獅子(えちごじし)
   玉川
   六段
   四季の詠(ながめ)
   松竹梅


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佐藤晴美「琴古流尺八本曲秘譜」

佐藤晴美「琴古流尺八本曲秘譜」

1954年初版発行 琴古出版社

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明暗対山派の曲譜です.

第壹巻 1954年3月20日発行
   雲井獅子(くもいじし)
     同 高音・低音
   吾妻の曲
   獅子(しし)の曲
   盤渉(ばんしき)

第貮巻 1954年3月20日発行
   調子
   薩字
   虚鈴
   虚空■(ぢ)
   霧海■(ぢ)

第參巻 1954年3月20日発行
   巣鶴(そうかく)
   大和調子(やまとちょうし)
   阿字観
   鹿の遠音

第四巻 1954年3月20日発行
   鶴の巣籠(一)(関西系所伝)
   鶴の巣籠(二)(九州系所伝)


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神如道 「如道叢書 尺八古典本曲指南」

神如道 (1951・1952)「如道叢書 尺八古典本曲指南」

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如道叢書第一篇

  一 尺八芸道とは

  二 侘と寂 

  三 呼吸

  四 曲目並伝統 

  五 歴史

  六 結び 

昭和廿六年十一月十五日発行(非賣品)

 

如道叢書第二篇・如道会縁起

  生かすべき古典の数々 

  如道会縁起  神如道

     日比谷の十年行事

     如道会の創立

     如道会趣意


  古典本曲辨道  神如道


     少年時代
 

     外曲研究

     本曲研究 

     各流派の研究

     回顧 

     古典本曲の伝統

     普化宗寺院 

     作曲

     芸風の種類 

     尺八の種類

     尺八の特徴 

     尺八曲の分類

     流派の名称 

     興亡の鉄則

     自分曲 

     芸道の秘境

     夢の曲

昭和廿七年五月下旬発行

以謄写代筆字


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町田櫻園(1910)「改訂 尺八獨案内」

町田櫻園(1910)「改訂 尺八獨案内」

初版:1900,  30版改定版:1910

林 盛林堂


Machida01 Machida02 Machida03

簡単な記述の解説の後に曲譜が掲載されています.

曲譜は横書きで,音名は漢数字.
音名は尺八の指使いに対応しているのでななく,以下のように西洋音階に対応しています.
  ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド
  一 二 三 四  五 六 七 一
 (ヒ フ ミ ヨ  イ ム ナ ヒ)
そして,「本調子」と「三下り調子」の場合には
  琴古流の「ロ」が「七」,「ツ(メ)」が「一」,「ツ」が「ニ」・・・
と対応しています.一応ドレミには対応していますが,基音に相当する「一」が尺八で最も音の出しにくいツのメリ音というのは,理解しがたいものがあります.
また,厄介なことに,「二上り調子」の場合には,
  「リ(半メ)」が「一」,「リ」が「二」,「ロ」が「三」・・・
とされ,調子(=音階)により音名と指使い(=実際の音程)とが異なります.かなり難しい記譜です.伝統音階を,無理に西洋音階に合わせたことによる困難さではないでしょうか.


目次

 尺八
 曲の事
 奏法
 本書音符の事
 合奏の事
 音の長短



目録

  岡崎女郎衆 (三下り)
  一つとや (二上り)
  潮來でじま (本調子)
  梅とさくら (本調子)
  明(あけ)の鐘 (三下り)
  淀の車 (本調子)
  夕ぐれ (本調子)
  春雨 (二上り)
  京の四季 (本調子)
  清元北洲 (本調子)
  弓八幡 (平調子)
  山ざくら (平調子)
  よし原雀 (三下り)
  高尾 (三下り)
  三番雙(そう) (三下り)
  老松 (三下り)
  朝妻船 (平調子)
  雛鶴 (三下り)
  汐汲 (二上り)
  六段 (平調子)
  都獅子 

 本調子の部

  宇治は茶所
  鶴の聲
  雪は鞆(ともへ)
  梅にも春
  我もの

 三下りの部

  我が戀は
  助六
  江の島
  越後獅子

 二上りの部

  富士の白雪
  伊勢音頭
  よせのはやし
  *猫ぢや
  *木曽ぶし
  いそぶし (本調子)
  十日ゑひす
  すいかぶすいか (三下り)
  すとらいき (本調子)
  春はうれしや

    *:目次にはあるが楽譜は無い

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